今回は初めてヘビを飼育したいと考えているあなたに、初心者でも飼いやすいヘビをご紹介します。
どれも代表的なペットスネークで飼育している人が多く、困った際にも情報を得やすいヘビなので安心して飼育を検討できます。
セイブシシバナヘビ
全長60cm前後までしか育たない小型のヘビです。
イノシシのような上向きの尖った鼻が特徴的な可愛い顔をしています。イモムシのような独特な動きにも目を奪われます。
人間にはあまり影響がないと言われますが、唾液に弱い神経毒を持っているため、できるだけ嚙まれないように飼育することを推奨します。
小さなヘビは、大人になってからも比較的小さな冷凍マウスを与えるだけで済みます。特別大きな冷凍マウスや冷凍ラットを与える必要がないので、飼育費用や冷凍庫のスペース確保の観点からも初心者におすすめです。
ボールパイソン
危険を察知すると、ボールのように身体を丸めて身を守るボールパイソン。
中央アフリカに分布するこのヘビは、非常に丈夫で温厚な飼いやすいヘビです。
近年日本でも人気が爆発しており、爬虫類イベントに足を運べば必ず目にすることでしょう。
モルフのかけ合わせによって様々な柄や色のパターンを持って産まれることから、爬虫類の愛好家に親しまれています。
コーンスネーク
初心者でも扱いやすい性格で、世話も簡単なヘビです。
お腹に沿う市松模様がトウモロコシに似ていることから、コーンスネークと呼ばれています。
柄や色の組み合わせが豊富なこともあり、昔から最も人気のあるペットスネークです。
一度に10個から25個もの卵を産み落とします。計画性を持って繁殖しましょう。
カリフォルニアキングスネーク
こちらは「カリキン」の愛称で親しまれる、定番のペットスネークです。
キングの名は伊達ではなく、自然下では小型の哺乳類・鳥類だけでなく他のヘビを食べてしまうこともあります。
しかしペットショップでも販売されていることから分かる通り、比較的飼育しやすい部類のヘビなので安心してください。
アオダイショウ
子供の頃、アオダイショウを見かけた人も多いのではないでしょうか?
日本固有種のアオダイショウは日本全土に生息しており、彼らは日本に生息するヘビの中で最大級のヘビです。
無毒で性格が大人しく、もとから日本の環境で暮らしているので飼育難易度は低めです。
アルビノの白いアオダイショウは、神の使いと崇められることもあります。
初心者でも飼育しやすいヘビとは?
最後に飼育しやすいヘビとは何かを説明します。
まず重要なのは温厚な性格であるかどうかです。今回紹介したヘビは大人しい部類のヘビとなっています。そのため初心者でも飼育・メンテナンスをスムーズに行えます。
臆病ですぐに丸まるボールパイソンは、メンテナンス時など特に扱いやすいヘビです。
もちろん我々人間と同じように、荒い性格を持った個体も存在することを理解した上でお迎えしましょう。